仕事が嫌い、と言えない僕は、脆い
昔は、仕事が大好きでした。
人から任せられる、という心地よさに溺れていました。
人から仕事を任せてもらえるってことは、
認められてるってこと。
少しでも期待以上の仕事をやっておけば、
褒められて、次の仕事が来ること間違いなし!
でも、任される仕事が難しくなってくると、
夜な夜な、仕事が「終わらない」恐怖に怯え、
それは、自分が「認められない」不安になりました。
それでも、なんとか仕事をこなしていたけど、
気づかないようにしていた”その時”は、やってきた。
ずっと予期していたはずの、「予定通りに仕事ができない」瞬間。
初めて「すいません」と言わなきゃいけない屈辱と、
「僕はできない人間だ」という自責とが、一気に襲ってきて、
どうすればいいかわからなくなった。
次の仕事が、うまくできるとは思わない。
でも、うまくやらないと、また辛い。
だけど、僕を褒めて欲しい。僕を認めて欲しい。
そんな気持ちだけが渦巻いて、
「仕事ができた自分」だけを夢見ながら、現実逃避の睡眠に走る日々。
そんな、生活。
「僕は誰のために生きるのか」