東大推薦生の転落人生「これから頑張ります」

「僕はもっとできる子なんだ!」と思っているうち,あっという間に転落人生の入り口に立っていた

厨二病が脚光をあびる「学校祭のテーマ決め」?!

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こんにちは!ゆーのです。

初めましての方はぜひこちらの記事も読んでください!

 

早速ですが,みなさんの中学校・高校では運動会や学校祭のテーマやコンセプトってどんな感じで決められていましたか?生徒がアイデアを出したり投票したりして決める,という学校もあったのではないでしょうか?

 

今日は,そんな「コンセプト決め」に関する単純な疑問です.

 

<目次>

 

正解がない問題

僕の中学校では生徒会が運動会のテーマを決めることになっており,生徒会長をやっていた僕は非常に頭を悩ませていました.当時,勉強がよくできて「頭がいい」と周りに言われ,鼻高々だったゆーの少年.

でも「テーマ決め」の正解ってナニ?!

 

「生徒のウケがよければ正解か?」

「中学校の顔となるようなテーマが正解か?」

「先生に褒められたら正解か?」

「生徒に案を募集するのが正解か?」

「いやいや,そんなことをしても案は出てこんぞ....」

 

と,ひどく頭を悩ませました.

「頭がいいと思っていたけど,中学校の運動会のテーマすら決められないなんて...」と失意の底に沈むゆーの少年.テーマ決めに正解なんてないんだ,と理解するのはもう少し後のことです.

 

 

厨二病が正解?!

今でも,鮮明に覚えています.

悩みに悩んだある日のこと.家族で晩御飯を食べている時にふと「運動会のテーマを決めるのが難しいんだ」と愚痴をこぼしました.するとビール3缶を飲み干して上機嫌だった父親が「こういうのはどうだぁ?!」と,ある語呂の良い言葉を提案したのです.

言葉が厨二病っぽかったので「ひかれるかな...」と思いつつも,あまりに語呂が良いので次の日,生徒会で「こういうのはどうだぁ?!」とあたかも自分の案のように提案したところ,まさかの全会一致で採択先生も絶賛

見事,運動会当日には立派な横断幕になって飾られていました.

 

 

あまりのあっさりさに,心の底から拍子抜けしました.

「俺が2週間も考えてうまくいかなかったのに!」

「酔っ払いに負けるだなんて!」

「え,厨二病言葉が正解なの?!」

「語呂がよければいいの?」

「なんでみんな賛成してるの?!嘘でしょ?!」

「横断幕になっちゃってるし!恥ずかし!」

などなど,様々な思いが心を巡るうちに運動会は終了....

 

ここでゆーの少年気づいた.

「あれ?もしかして,正解,無い?」

 

はーい,それが正解!!正解はありません!よくできました!

たまたま,あの会議で,あの人たちに,あの雰囲気で,あの厨二病で語呂の良い言葉がウケた.それだけ.

 

当時は「そんなの,いくら考えても正解にたどり着けないじゃ無いか!そんな問題ずるいよ!」と思い,「正解」がある学校の日常に戻っていったのを覚えています.

 

不正解はある

時は巡って,2018年.

大学生になった僕は,あの頃と同じ問題に直面していました.

それは ある冊子の「コンセプト決め」

 

4人で話し合いながらコンセプトを決めたい.という状況.中学校の頃の僕ならまた「正解がないなら分かるわけない!」と発狂していたでしょうが,今の僕にはワークショップの知識があります.正解が1つに定まらなくても,不正解を避けることはできることを知っています.

 

まず大事なのは,制限を確認しながら冊子の理想像についてイメージ共有を行うこと.

4人で共通言語を構築し,お互いのことを知ります.今回は「コンセプト」がアウトプットとして求められている,という制限があるので,それも共有します.また,今回は対面ではなくオンラインで話し合いをしなければならないかもしれません.これは大きな制限になりうるでしょう.

 

次に,話し合いの場においてどのようなアクティビティ質問を投げかければ良いか,考えます.

コンセプトをいかに自分ごと化して捉えられるか,いかに参加者の創造力を引き出せるか,いかに議題を多角的に考えられるか,いかに複雑な対話を誘発できるか,が焦点です.

 

最後に,アイスブレイクインプットすべきことを考えます.

今回はよく見知った4人ですので,アイスブレイクに自己紹介は不要でしょうがインプットとして「冊子」に関連するエピソードなどを語ってもらってもいいかもしれません.

 

うん,なんとかできそうだ.

 

 

最難関は,「楽しみながら」「有効な」アウトプットを出すこと

参加者の創造力を引き出すためには,参加者にこの話し合いの場を「楽しんでもらうこと」が必須です.

同時に,アウトプットとしては「ちゃんとコンセプトが決まること」が求められています.

 

言わなくても分かる通り,この2つは融合するのが非常に難しい.逆に言えば今回に限らず,「参加者に楽しんでもらいながら上手くコンセプトが生まれるワークショップ」は,ある意味で究極のワークショップだと思います.

「そんなワークショップ本当にできるのかあ?」

と思っているあなた!

 

できるんです.

嘘のような本当の話ですが上手に設計されたワークショップに参加していると,我を忘れるほど没頭しているうちに,いつのまにか良いアウトプットが生まれています.僕は,実際にそのようなワークショップを何度か受けたことがあるので断言できます.

すごいワークショップは,本当にすごいんです.

 

今回の「冊子コンセプト決め」.

僕の目標は,アクティビティと質問をうまく設計して「すごいワークショップ」に少しでも近づくことです.

結果はまた後日,このブログでご報告いたしましょう!そこで「すごいワークショップ」に近づくための視点やヒントを少しでも共有できたら,と思います.

 

それでは,次の更新まで,さよなら!