儲からないインフラ(1)「お金は「感謝」の大きさなんだよ」 ←はぁ?
こんにちは!ゆーのです。
初めましての方はぜひこちらの記事もどうぞ!(ブログのタイトルにちなんだ僕の自己紹介記事です。)
今日はすごく真面目な話です。
北海道地震、非常にびっくりしました。
地震発生時、僕の友達も何人か北海道にいて未だに余震の続く中頑張っていると聞きます。亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方の一刻も早い復興を願っています。
関西の台風21号と、北海道地震などと、何かと災害が多い今年。
その度に、インフラの「大事さ」と「儲からなさ」が話題になっていると思います。なぜ、インフラが儲からないのか、その理由を「お金」の仕組みを通して自分なりに考察します。
全4回の超大作になりそうです。笑
<目次>
”お金は「ありがとう」の大きさなんだよ!” ←はぁ?
みなさん、一度はこんな言葉聞いたことないですか?
「お金を、は「ありがとう」の言い換えなんだよ。だから、働いてお金をもらうってことは人に感謝される仕事をしているってことだよ。」
僕はこの言葉を大人からよく聞かされていたのですが、とにかくひねくれた子供だったので、ずーーーーーーーーーーーーーっと疑問に思ってました。
例えば、こんな状況を考えてみてください。
あなたはある会社の社員だったとしましょう。
あなたの働くビルで清掃員をしているおじさんはとてもいい人で、仕事中に会う人全員に挨拶をするような人です。あなたはもちろん、他の人からもすごく好かれてて、みんな、いつもおじさんに感謝の気持ちを感じています。
一方、あなたの会社の社長は「どうやって会社の利益を最大化するか」にしか興味がないような人です。語るビジョンはかっこいいけど、社長が果たして社員のことを考えてくれているのかあなたは疑っています。
感謝ベースで考えたら、少なくともあなたの周囲ではビルの清掃員をしているおっちゃんの方が圧倒的に多くの人からたくさん感謝されていませんか?
でも、貰っている給料は絶対に社長の方が上でしょう。
不平等だと思います
僕は、ずっとこう思ってきました。
「これ、不平等やんけ!感謝されてるやつが一番、金をもらってほしい!さほど感謝されていない人が、たくさんお金をもらってるなんておかしい!世の中壊れてるよ!」
でも僕がそう言うと、働いたことのある大人は大体みんなこう言います。
例1:「仕方ないだろ。そういうもんだ。」
例2:「社長も給料に見合う分だけ頑張っているんだ。」
例3:「お前も働いてみればわかるよ。」
では、順番に論破していきます。
例1→何が「そういうもの」なのか具体的に説明してくれないとわかりません。「お金は「ありがとう」ウンタラカンタラ」という説を僕に教えた説明責任を果たしてください。
例2→そうかもしれないけど、「お金」が「感謝の大きさ」という説に則って話してください。論点がずれています。
例3→俺は働いてねぇから、働いてるお前らが言語化しねぇとワカンねぇっつてんだろうが!
はい、論破〜!
(...どうして僕に友達がいなかったかわかりますね。)
経営者は「感謝」されているのか
ちなみに、最初に書いたような考えを持っていたのは、地元鳥取で高校生をしてた頃の話。
大学生になって念願の上京を果たした僕は上記の持論(不満)を検証するため、たくさんの経営者に会って彼らがどんな人物なのか調査することにしました。
結果:半分あってた。
こんなことを言ったら怒られるかもしれないですが。
気鋭の経営者になればなるほど、本当に目つきが怖い。しかも、彼らの口から出てくるのは利益とお金の話だけ(たまにビジョン)。人の話なんて全然出てこない。怖すぎて、この人たちに感情はあるのかなぁ...と思ってしまうほど。
目つきが悪くて「人のこと」よりも「お金のこと」を考えている人たちが、たくさんの「感謝」を受けるはずがない。つまり、「お金=感謝」理論を考えたら、この人たちがたくさんのお給料をもらっていいはずがないんです。
やっぱり世界は腐ってる!
...と思ってはみたものの、経営者がみんなこういう人であることには理由があるはず。と思い直し、僕は冷静に彼らの生態を見つめ直すことにしました。
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今回、自分の問題意識に近いところなので、熱が入って長くなっております。すいません。
それでは、次回更新まで、さよなら〜!
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